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自由が丘人-第5回
株式会社私の部屋リビング代表取締役 前川睦夫
コーヒーポットに和洋食器、クッションやチェスト。自由が丘の代表的な存在となった「私の部屋」「キャトル・セゾン」には、機能性だけではなく、ちょっとした遊び心を効かせた生活用品が揃う。使って楽しく、心まで豊かにしてくれるアイテムたち……。創業から35年を迎える同社を率いる、前川睦夫氏にお話を伺った。
楽しい小物たちに囲まれた生活は、心まで豊かにしてくれます。
辻口氏02 辻口氏03 辻口氏04 文化度の高い自由が丘の街が店を育て、磨き上げてくれた

 センスあふれるショップがひしめく自由が丘。中でも代表的なショップが「私の部屋」。ちょっと変わったネーミングだが、もともとは35年前に創刊された生活情報誌「私の部屋」が原点だった。
「当時、出版社にいた私の父が企画して出したものなんです。まだまだ古くさかった日本の住環境に海外のインテリアトレンドを持ち込んだものでしたが、一般受けはしなかったようですね」
 おそらくは、時代を先取りしすぎていたのだろう。だが、そのハイセンスなインテリアや小物の数々は、ファッション、音楽、映画関係者などから大きな支持を受けた。やがて新潟に一号店を、82年には「私の部屋 自由が丘店」をオープンする。
「この自由が丘店が、お客様に受け入れていただけた。これは私たちにとって、大きなできごとでした。自由が丘での成功が、その後の展開にもつながっていったのではないかと思います」
 その「私の部屋」自由が丘店。店内に一歩入ってまず気づくのは、商品のディスプレイ。まるで誰かの部屋に招かれたかのような、生活感を感じさせるつくりである。
「私たちが作りたいのは『お店』というよりも『部屋』なんです。ですから、こんな部屋に住みたいな、という感覚を大事にしています。なんとなく居心地が良くて、ついつい長居してしまう……。そんなお店にしたいんですよ」
 前川氏は「お店はある意味、未完成なほうがいい」と語る。未完成だからこそ、常に変わっていく。いつ行っても、何かしら新しいものがある。「何か面白いものが見つかるかな」そんな期待感とともに店を訪れる人々に応えるために、品揃えにもディスプレイにも工夫をこらす。こうした作業を地道に繰り返してきた。
「自由が丘は昔から文化人の多い土地柄。そんな街ですから、お客様の望むものを提供し続けることは簡単ではありません。お客様からさまざまなことを教えていただくことも多いんです。本当にお客様に育てていただけた、という意識は強く感じますね」
 自由が丘の人々にとともに成長してきたと語る前川氏。その歩みは今もとどまることなく着々と続いている。今以上に豊かな時間を、多くの人々に届けるために。



[上] 9歳を先頭に、男の子が3人。「家に帰るといろんなところからボールが飛んでくる。お店とはまったく違って、まるで体育館みたいな家ですよ」どんなに忙しくとも週末はしっかり家族で過ごす、良き父親である [中]言葉を選び、ゆっくりと語る。柔らかな物腰と優しい目の色は、人に安心感を与えてくれる [下]「私の部屋」の店内にはCDやアロマエッセンスも並ぶ。特に「香りもの」は、このところ人気だという。「音楽や匂いも、インテリアの一部なんです」その繊細な感性は、店内のいたるところに注がれている
前川睦夫 まえか・わむつお。
Mutsuo Maekawa
株式会社私の部屋リビング代表取締役。「私の部屋」「キャトル・セゾン」のほか、神戸「カフェ・キャトル」、さらに六本木ヒルズに「ミュゼ・イマジネール」を展開。

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